五感で楽しむ「K-FOOD Fair 」EXPO2025 大阪・関西万博

「2025年はどんな年でしたか?」
そう聞かれたとき、私の中で真っ先に思い浮かんだのは大阪・関西万博でした。
開催前にはさまざまな声があったものの、会期が進むにつれて連日多くの来場者でにぎわい、終盤には入場予約すら難しいほどの盛況に。街ではミャクミャクを見かける機会が増え、人々の愛着も深まっていく様子が印象的でした。こうして、万博という場が多くの方にとって“特別な思い出”として心に刻まれていくのを実感した一年となりました。

前置きが長くなりましたが、そうした万博熱気の中で、ライズ広告社は「韓国ナショナルウィーク」におけるK-FOODイベントの企画・運営を任せていただきました。 ここからは、イベント当日の空気感や来場者の皆さまの反応など、会場にお越しになれなかった方にも雰囲気を感じていただけるよう、いくつかのポイントをご紹介いたします。

「K-FOOD Fair」について ― 会場内に広がった韓国の食文化

会場:大阪・夢洲 万博会場 EXPO Exhibition Center WASSE(South/南)
期間:2025年5月13日(火)〜16日(金)の4日間
開催時間:10:00~18:00
総来場者数:45,488名

EXPO Exhibition Center WASSE において、韓国の文化を世界へ発信する大型体験イベント「KOREA Connected」が開催されました。その中の韓国食文化エリアとして展開された韓国農水産食品流通公社様主催の「K-FOOD Fair」において、ライズ広告社は各種企画の設計や会場づくり、プロモーションを含む全体の運営サポートに携わりました。
また、開催に向けてプレスリリースや体験プログラムの予約導線の整備、受付事務局業務などの事前準備にも取り組み、より多くの方がスムーズにご参加いただける体制を整えました。

➀五感を刺激する体験コンテンツ
K-FOOD Fair では、韓国食文化の魅力を“体験”として届けるため、多彩なプログラムを展開しました。

■ 有名料理家や国内最大級の食メディアによるステージイベント

コウケンテツさん、松山絵美さんをはじめ、国内最大級の食メディア「macaroni」と連携した調理講座や一般参加型の料理体験を実施しました。
WASSE会場内に設置された特設メインステージではどなたでも観覧可能なデモンストレーションを実施し、サブステージでは予約制の体験プログラム(食べて学べる薬膳サムゲタン講座、五味五色で楽しむキンパ作り体験、有名料理家による万博限定レシピの試食つき実演)が連日満席に。当日はキャンセル待ちが出るほどの人気コンテンツとなりました。

メインステージでの調理デモンストレーション
キンパ作り体験の様子

■ 韓国食品企業による試食・展示ブース
韓国を代表する食品企業の皆さまにご協力いただき、マンドゥ、人気のインスタント麺・飲料、紅参飲料、お菓子など、幅広い商品の試食提供を実施しました。
各社とも連日大変人気で、1日あたり約4,500食、4日間で合計18,000食 を来場者へ提供。
予定数を大幅に上回る反響があり、実際にはさらに多くのご協賛をいただくほどの盛況となりました。

“気になるK-FOODを実際に味わえる”場として、多くの方が行列を作るエリアとなりました。


■ 韓国食品が当たる抽選会と、K-FOODTECH試食が連動した体験導線
アンケート回答をきっかけに参加できる抽選会には、毎日多くのご参加をいただきました。
試食後に自然な流れでアンケートへ進み、抽選待ちの時間には K-FOODTECH(機能性食品) の試飲・試食を楽しめる導線を設計。韓国農水産食品流通公社さまが発信を強化する注目カテゴリーを“気軽に体験できる”仕組みにより、幅広い世代が足を止める人気コンテンツとなりました。
企業協賛による豪華景品を揃えたガラポン抽選会もハズレ無しで大変好評となり、こちらも連日長蛇の列が生まれました。

K-FOODTECH(機能性食品)試食準備 / 抽選会の実施風景 / 抽選会に並ぶ来場者の列

② 没入感を高める会場デザイン
今回の空間設計では、ライズ広告社が企画したコンセプト
「K-Delicious Town:五感で味わう韓国」 を基軸に、“韓国の屋台や繁華街を歩いているような賑わい”と、“来場者が自然と参加したくなる体験導線”を表現しました。
会場となったWASSEでは内容に合わせて最適な環境を整えるため、飲食イベントに必要な設備を一つひとつ丁寧に構築。電源工事やパントリー設備、給排水、保管スペースなどを計画的に整備し、安全でスムーズに運営できる体制を準備しました。

■ aT広報ブース(K-FOOD/K-FOODTECH/K-FRESH)
スーパーマーケットをモチーフに、思わず商品を手に取りたくなるようなポップなデザインに。
試食・試飲 → アンケート → 抽選会へと自然につながる導線を設計し、体験価値を高めました。

K-FOODTECH展示(機能性食品) / K-FOOD展示(インスタント食品) / K-FRESH展示(生鮮食品)

■ 企業ブース
韓国の屋台街を思わせるカラフルな装飾で賑わいを演出。
またイベント広場で実施した企業紹介ではMCがインタビュー形式で各社の魅力を引き出し、来場者がブランド理解を深められる場となりました。

各企業のイメージにあわせたカラーリング

■ イベント広場
韓国の街角にある広場のような温かさとにぎやかさを表現。「キムチくん」キャラクターなど遊び心も入れつつ、どなたれでも楽しめる空間に仕上げました。

担当者としての思い

今回、生まれ育った関西で開催された万博のプロジェクトに関われたことは、私にとって特別な経験となりました。
会場でも多くの笑顔に触れ、アンケートでも「楽しかった!」「買ってみたい」といった声をいただき、韓国食文化の魅力を伝えるお手伝いができたことに達成感を覚えています。

余談ですが、会場に来てくれた母が、イベントで覚えたポッサムと和え物を後日家で作ってくれました。「とてもおいしかったよ」と喜んでくれたその姿が、この仕事を通じて誰かの日常に小さな楽しみを届けられた証のようで、とても嬉しい出来事でした。

大型イベントならではの想定外の出来事もありましたが、その度にチームやスタッフの皆さんと力を合わせて乗り越えた経験は、今後に活きる貴重な学びとなりました。企画から運営に至るまでご協力くださった関係各所の皆さま、そしてご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

今後も、イベントの企画から運営まで誠心誠意向き合い、最高の体験をお届けできるよう取り組んでまいります。イベント・プロモーションに関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお声がけくださいませ!

お客様について CLIENT

韓国農水産食品流通公社

韓国農林畜産食品部傘下の準政府機関として、海外での韓国農水産食品広報及び普及の為、
総合支援を実施しています。
販促支援、展示会参加・取引支援事業、バイヤー招待事業、食文化プロモーション・広報事業などを行っています。

大阪支社
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